週間スパ掲載　40代独身男のワンルーム、不用品をすべて売ったら総額何円になる？

年末だし大掃除をしようと考えはするものの、実際やろうと思うと面倒くさくてスルーしがち。しかし、そこから出てきた不用品が思わぬ“宝”になることも。実際にプロの目から値がつきそうなものを判定してもらい、売って稼ぐためのスキルと知識を伝授してもらった！ 今回、不用品処分のアドバイスをもらったのは、ネット販売に詳しいリサイクルアドバイザーの泉澤義明氏と、ガジェット転売に詳しいライターの板倉正道氏だ。

押し入れから高値の趣味グッズが続々！

　続いてスーツが散乱した押し入れからマンガやCD、ゲームソフトを発掘。なかでも根強いファンの多いDS版『ドラゴンクエストⅤ』は2500円の値がついた。

「人気の高いタイトルの商品は中古でも値が崩れにくい。また一点だと値がつきにくいマンガやゲームもシリーズでまとめたり、全巻セットなどで出品するとより高く売れます」（リサイクルアドバイザーの泉澤義明氏）

さらに、奥のラックケースに保管されていた大量の広末涼子関連グッズを発見！　20年以上前のVHS版のミュージックビデオやライブDVDなど、「いつか価値が上がるかなと思って」と話す川村さんだが、それぞれ600円と予想外の査定価格に落胆していた。

「流通量が多いと安くなってしまう。数量限定や一般には流通していない商品は高値がつく場合があるので、相場を調べて、オークション出品がオススメ」（泉澤氏）

掃除も終わり、取材陣が帰ろうとすると、「これ売れます？」と出してきたのが、ラグビーワールドカップの日本×南アフリカの観戦チケット（もちろん使用済み）と日本代表のユニフォームだった。

なんと査定は3万円！

「時事性のある商品は即売るべき。チケットもあるのでオークションならマニアが飛びつきます」（同）

査定価格の合計は8万円超え。1か月分の家賃が賄える結果になった。

＜総額で8万700円＞

●査定価格 3万円――ラグビーワールドカップの日本戦チケットと代表のレプリカユニフォーム。時事性があればすぐ売る

●査定価格 2万円――’08年発売のMacBook。アップル商品は売れやすいが、モデル年数やバッテリーの消耗具合も重要だ

●査定価格 2万円――20年前に購入した8万円のAPXシリーズのギター。保存状態が良ければ、さらに高く売れる可能性もある

●査定価格 5000円――シャープ製の加湿機能付きイオンセラミックヒーター。掃除をして状態を良くすれば、高値が期待できる

●査定価格 2500円――DS版ドラゴンクエストⅤのソフト。ドラクエシリーズなど、人気のタイトルは高値で取引されやすい

●査定価格 2000円――’09年に発売されたSONYのサイバーショット（バッテリー充電器付き）。一部のマニアから需要あり

●査定価格 1200円――’98年発売の広末涼子のミュージックビデオとライブDVD。等身大パネルや限定グッズは高値のものも

【泉澤義明氏】
’70年、千葉県生まれのリサイクルアドバイザー。著書に『雇われたくない人の「ゆるゆるスモール起業」のススメ』（ぱる出版）

【テクニカルライター板倉正道氏】
三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

＜取材・文／週刊SPA！編集部＞
※週刊SPA！11月26日発売号の特集「捨てて稼ぎまくる技術」より